世界に広く分布しており、ヨーロッパや北アメリカ、アジアの北半球に多い。約95属2830種あり植物の中では大家族のひとつでさらに6亜科(学者によって違うらしいが)に分かれていて、日本産のものは4亜科となっている。双子葉植物離弁花類。通常花は両性で放射相称花で萼片は5つで花びらも同数が基本。前出の4亜科はシモツケ亜科(シモツケやホザキナナカマドなど)、ナシ亜科(ナシ、ビワ、サンザシなど)、サクラ亜科(サクラ)、バラ亜科(バラ、ヤマブキ、ダイコンソウなど)。有用植物も多くリンゴやナシ、イチゴなどの果物やサクラ、ボケなどの観賞樹木など他庭園やガーデニングなど植栽に使われたりする。
キンミズヒキ属 Agrimonia
15種類ほどが北半球に自生する。日本にはキンミズヒキが自生する。一部の種類はハーブとして利用されている。
アルケミラ属 Alchemilla
宿根草で約300種類ほどありヨーロッパ、アジア、オーストラリアに分布しています。この仲間にはアルケミラ・モリスがあります。
ザイフリボク属 Amelanchier
北半球の温帯域に約25種類ほどある。北アメリカに多く、日本と朝鮮半島にザイフリボクが自生している。花と紅葉、さらに果実を食用できる種類もある。属名はヨーロッパに自生種につけられたフランス・サヴォア地方の方言名に由来しています。
ヤマブキショウマ属 Aruncus
ヤマブキショウマとその母種だけの属のようです。北半球に自生している植物で多年草。
ボケ属 Chaenomeles
4種類がアジア東部に自生する。カリンやボケなどがこの仲間。観賞用・薬用などに用いられている。
コトネアスター(シャリントウ)属 Cotoneaster
旧世界の温帯域に261種類知られている。ベニシタンがグランドカバーや法面などに利用されている。
サンザシ属 Crataegus
北半球の温帯に分布し約800種類ほどあるといわれている。属名はギリシャ語の強い(kratos)に因んでおり樹木の質が硬いことからきている。中国より入ったサンザシがある。
ヘビイチゴ属 Duchesnea
2種のみの属で日本を含むアジア圏に分布する。ヘビイチゴとヤブヘビイチゴが知られている。
ビワ属(エリオボトリア) Eriobotrya
中国を中心に東アジアの温帯南部から亜熱帯に約10種が分布している。そのうちビワだけが利用されている。この属名はギリシャ語の「軟毛」と「ブドウ」からきており軟毛に覆われた果実がブドウの房状につくところから。
シモツケソウ属 Filipendula
この属には日本の山野に自生するシモツケソウがある。北半球に約10種類が知られている。
フラガリア属 Fragaria
北半球の温帯域に約12種類が知られています。果物で世界的のもよく利用されるイチゴがこの属になります。属名は芳香のするという意味で、その果実がよい香りのすることからつけられました。ハーブではワイルドストロベリーが利用されています。
ダイコンソウ(ゲウム)属 Geum
北半球の温帯域〜寒帯にかけて40種類ほどが自生する。日本にも数種類自生しておりダイコンソウやチングルマがよく知られている。
ヤマブキ属 Kerria
ヤマブキ一種類のみの属。日本と中国に自生する。基本種は一種類だが花色や花型の変異で数品種ある。
リンゴ(マルス)属 Malus
55種類が北半球に多く自生する。果樹としてリンゴが有名だが、観賞用ではミヤマカイドウが用いられ、山野ではズミなどが自生する。
テンノウメ属 Osteomeles
3属が中国〜ハワイにかけて分布している。テンノウメが隆起したさんご礁の島に自生している。
カナメモチ属 Photinia
アメリカとアジアに約65種類が自生する。ヒマラヤやスマトラ、日本、北〜中央アメリカなど。常緑性樹木が主。日本には垣根によく使われるカナメモチが自生する。
フィソカルプス属 Physpcarpus
北アメリカと東アジア北部に自生する樹木。約13種類ほどが知られている。学名はギリシャ語のphysa「気泡」とkarpos「果実」からなっている。
アメリカテマリシモツケ
キジムシロ(ポテンティラ)属 Potentilla
500種類のほとんどが北半球に自生しており、数種類が南半球にもあるようだ。草本性で多年草が多い。別属だったヘビイチゴ属(Duchesnea)も現在は含まれているようだ。観賞用に数種類が販売されており、種類も多い属なので今後どのような種類が出てくるかは不明だ。日本にもヘビイチゴやキジムシロなど多くの種類が野山で見ることができる。
カマツカ属 Pourthiaea
現在はカナメモチ属に含まれている。
サクラ(プルヌス)属 Prunus
観賞用の花木や果樹を多く含む属で世界の温帯域に約200種類以上が知られている。落葉樹が多く、サクラ、ウメ、モモ、アンズ、ユスラウメなど日本でもよく知られよく利用されているものが多い。
ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha
常緑低木の属でヨーロッパやアジアにかけて約9種類が自生する。日本ではピラカンサが庭木でよく使われている。
シャリンバイ属 Rhaphiolepis
9種類が東〜南西アジアにかけて自生する。常緑の低木が多く庭木や低い街路樹として利用されている。日本にもシャリンバイが自生している。
シロヤマブキ属 Rhodotypos
シロヤマブキ一種類だけの属。本州の一部と中国、朝鮮半島に自生する。
バラ属(ロサ) Rosa
北半球に100種はある低木類。落葉、常緑、つる性などがあり、現代バラやノイバラなどがあり、バラといえばというくらい人の歴史にも多いにかかわってくる植物です。交配種はとてつもなくあるでしょう。そして毎年新しい品種が作出されており、いつかは夢の青いバラなんぞも出てくることでしょう。
キイチゴ(ルブス)属 Rubus
250種類以上が世界各地に自生している。特にアメリカ大陸北部に多いようだ。日本にも開けたところや山間部などにキイチゴ類が自生している。果樹としてもブラックベリーやラズベリーは人気がある。
ワレモコウ属 Sanguisorba
10種類が北半球に分布している。草本性の植物で、日本にもワレモコウやカライトソウが自生している。
シモツケ属 Spiraea
シモツケやユキヤナギなどがこの属に含まれます。主に北半球に約80〜100種類が自生しています。
サルコポテリウム属 Sarcopoterium
1種類のみがイタリア〜地中海沿岸にかけて自生する。日本ではトゲワレモコウというが栽培はされていない。
コゴメウツギ属 Stephanandra
3〜4種類がアジア東部に自生する。日本にもコゴメウツギなどが山野に生えている。
コキンバイ属 Waldsteinia
6種が北半球に分布する。日本にも山地にコキンバイが見られます。