カヤツリグサ科 Cyperaceae

イネ科に似ている単子葉植物の一群。世界には約98属4500種余り、日本には17属350種がある。稈の断面が三角形で中実となり、葉は葉序の3分の1の高さに付き、葉鞘はその縁が合生して完全な筒型になる。葉は小穂上の鱗片腋に単生する。果実は痩果で中に種がひとつ入っている。スゲ類は雌花と雄花の別があり雌花小穂は退化しており1個の雌花だけで、小穂の基にあった前葉の変成した果胞に包まれ、果胞の先端の穴から花中が出て果実の先端の穴から花柱が出て受粉する。

カヤツリグサ亜科  Cyperoideae

ウキヤガラ属  Bolboschoenus
6〜15種が知られており、世界に広く分布している。日本では湿原にウキヤガラが見られる。

ハタガヤ属  Bulbostylis
100種が知られ熱帯〜温帯に広く分布している。日本ではイトハナビテンツキなどがよく見られる。

カヤツリグサ(シペラス)属  Cyperus
300種類が熱帯〜温帯にかけて分布しており、観賞用にもシュロガヤツリなど、数種類が使われている。日本にもカヤツリグサなどが自生している。

エレオカリス属  Eleocharis
全世界に120種類が知られている。観賞用や水辺の植物としても使われることがある。見分けにくい種類も多い。
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テンツキ属  Fimbristylis
250種が温帯域に広く分布している。オーストラリアには約85種が知られる。日本にもテンツキやヤリテンツキなどが自生している。

クロガヤ属  Gahnia
40種が東アジア、マレーシア周辺、オーストラリアなどに分布する。日本では沖縄などにクロガヤが自生している。

ホタルイ属  Schoenoplectus
77種が知られ世界中に広く分布している。旧ホタルイ属(現アブラガヤ属Scirpus)から分けられたようだ。フトイなどがこの仲間です。

アブラガヤ属  Scirpus
35種類ほどが知られており世界各地に自生している。アブラガヤがやや湿った草原や湿原に見られる。この属は分類で現在はいくつかに分けられており、ウキヤガラ属(Bolboschoenus)、ホタルイ属(Schoenoplectus)、Isolepis、Scirpoides、Trichophorumなどとなっている。

スゲ亜科  Carieoideae

スゲ属 Carex
スゲ亜科スゲ属の属するものすべての総称でもある。世界に1500〜2000種ほど、日本には260種類ぐらいある。地下茎があり多年草である。熱帯から寒帯、湿原から野原まで幅広く生育地があり湿地に生えるものが目立つ。まれに一年草のものがある。多くは雌雄が別になっていて先端部分の一個が雄性となる。スゲ類は分類が難しいらしくたくさんの分類法があるらしいがここで紹介すると限が無いので省かせていただきます。種類が多い割にはいろいろな面での利用度が低く、笠や蓑を編むのに一部のスゲだけが利用された。最近はベアーグラスを切葉にしたりそれの斑入り種をコンテナガーデンや庭の観賞用に使っている。属名はギリシャ語のkeiro(切るの意)に由来し、引っ張ると手を切るところかららしい。
スゲの仲間

ミカヅキグサ亜科  Rhynchosporoideae

ミカヅキグサ(リンコスポラ)属  Rhynchospora
250種類がほぼ全世界に分布している。日本ではコイヌノハナヒゲなどが湿原に自生しており、園芸ではシューティングスターと呼ばれる北米原産の仲間が観賞用に販売される。

シンジュガヤ亜科  Sclerioideae

シンジュガヤ属  Scleria
200種が熱帯から温帯にかけて広く分布しています。日本でもシンジュガヤなどが自生しています。

ビャッコイ属  Isolepis
69種が知られ温帯域に分布しておりオーストラリアやアフリカ、日本にも自生している。イソレピスへ

フィキニア属  Ficinia
60種が知られ熱帯アフリカ〜南アフリカ(約50種)に分布しており、一部がオーストラリアにも自生している。フィキニアへ

バウメア属  Baumea
現在はMachaerina属にまとめられている。

マカエリナ属  Machaerina
45種が知られ熱帯〜暖帯にかけて広く分布する。主にオーストラリアやニューギニアに多いようだ。マカエリナへ

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