ヤシ科 Palmae(Arecaceae)
主に熱帯域に分布する植物で約200属2700種類ほどある。常緑性で高木、低木、つる性がある。アフリカや西アジアには少ない。日本にもシュロなどが自生している。ヤシ科は形態的に多様化しており、水辺に生えるものツルとなって他の樹木にからんでいくもの、森林性のものなどある。また、その地域での産業に役立つものも多く、籐は籠や家具などに、ココヤシなどは食料や石鹸などの油脂など種類によっていろいろと使われている。観葉植物としての歴史はかなり古く大航海時代以降、その時代の大きな都市では温室を作り植え込まれたりしていた。
アイファネス属 Aiphanes
熱帯アメリカに約35種類が自生している。幹や葉の葉柄部分、花序や苞にまで刺をつける。葉は羽状葉で孔雀の尾に似ている。属名はギリシャ語のaiphnes「鋸刃状の」に由来しており小葉の先端の形状からきている。鉢物などで流通したのは見たことが無いので植物園にしかなさそうです。
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トウ(カラムス)属 Calamus
400種類あまりが旧世界の熱帯域に自生する。特にマレーシアなどのを含む東南アジアに多い。この仲間は同定が難しいらしい。雌雄異株。このヤシのツルというか幹を使って籐製品が作られている。私は昔、竹の仲間で作っているのだと思っていました。
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クジャクヤシ属 Caryota
12種類がインド諸島周辺や熱帯オーストラリアなどに自生しています。観葉植物としてクジャクヤシが販売されています。
テーブルヤシ(カマエドレア)属 Chamaedorea
100種類が熱帯アメリカに自生している。観葉植物としてテーブルヤシなどが栽培されている。
チャボトウジュロ(カマエロプス)属 Chamaerops
1種類のみの属で地中海沿岸地方に自生するチャボトウジュロがある。
ココヤシ(ココス)属 Cocos
ココヤシ1種類のみの属。これほど有名で有用な植物も早々なさそうだが。世界各国の熱帯の海のある島々に植えられている。
コリファ(コウリバヤシ)属 Corypha
熱帯アジア〜オーストラリアの熱帯域にかけて6種類が自生している。花が付き果実が熟すと植物本体は徐々にかれるらしい。
コウリバヤシヘ
ショウジョウヤシ属 Cyrtostachys
8種類がマレーシアやニューギニアなどその近隣などに自生が見られます。鉢物で観葉植物としてヒメショウジョウヤシがあります。
ヒオフォルベ属 Hyophorbe
5種がマスカリン諸島やモーリシャスなどに分布する。トックリヤシなどが知られている。
ビロウ属 Livistona
28種類ほどがアフリカ北東部やアラビア、琉球諸島、インド洋の諸島やオーストラリアなどに分布する。
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オオミヤシ属 Lodoicea
オオミヤシのみの属で、非常に大きい実がなることで有名。セイシェル諸島のみに自生。
トックリヤシ属 Mascarena
現在はHyophorbe属にまとめられています。
オンコスペルマ属 Oncosperma
スリランカやフィリピン、スマトラなどに約5種類が自生する。株立ち状に育つ。属名はギリシャ語の瘤(onkos)と種子(sperma)に由来する。これは種子に瘤があることによる。スリランカの植物園で見た、シダレコブダネヤシが印象的。
オルビグニア属 Orbignya
熱帯アメリカに20種類が自生する。ヤシの実の中の胚乳から良質な油が取れることで重要な植物となっている。
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フェニックス属 Phoenix
ナツメヤシや公園などに植樹されているカナリーヤシが有名。17種類が熱帯〜温帯のアフリカやアジアに自生する。
ピナンガ属 Pinanga
120種が熱帯アジアやインドなどの概要の島々など分布する。
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プティコスペルマ属 Ptychosperma
オーストラリアやニューギニア、マレーシア東部などに28種類が知られている。シュロチクヤシなどが観賞用に栽培されている。
ラベネア属 Ravenea
9種類がマダガスカル、コモロ諸島に分布する。
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ダイオウヤシ属 Roystonea
12種類ほどがカリブ海の島々や南アメリカ南西部に自生が見られる。ダイオウヤシが代表的で植物園などに植栽されている。
サラッカ属 Salacca
20種が知られインドシナ周辺に多くマレーシアには17種ほど分布している。サラカヤシが植物園では見られた。
シアグルス属 Syagrus
32種が知られ南アメリカに分布する。
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シュロ属 Trachycarpus
4種類ほどが中国南部や九州などアジア南部に自生が見られる。庭園などにシュロやトウジュロが植栽される。
ヴィーチア属 Veitechia
9種以上が知られており、フィリピンやバヌアツ、フィジーなどに分布する。
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