表紙へ
園芸手帳TOP
バラがいっぱい
科で検索
学名で検索
豆知識かな
樹木の幹を見てみよう
花粉をいろいろ見てみよう
虫や病気のこと
野菜や漢方として
植物園へ行こう!
追加・追記・更新
日本・世界のお花
アメリカ(ハワイ)
オーストラリア
中国(雲南省)
スリランカ
台湾
韓国
東京
山梨県
島根県
沖縄県
千葉県
京都府
神奈川県
静岡県
愛知県
虫篭
花見る人-Flowerwatcher-
動画も配信中







アオイ科    Malvaceae

極寒地を除く世界中に約85属1500種ほど知られています。花は放射相称花で両性花が多い。観賞用としてハイビスカスやフヨウなど多くの種類と園芸品種があり、我々の生活に無くてはならないほど昔から使われている綿や、野菜ではオクラ、現在の森林破壊を減らすための新たな紙の原料としてのケナフなどがあります。近年のAPG分類によって、パンヤ(キワタ)科、アオギリ科、シナノキ科がアオイ科にまとめられた。


アオイ属  Abelmoschus
15種が旧世界の熱帯域に多く自生する。一番知られているものは野菜で利用されているオクラでしょう。現在この属はフヨウ属にまとめられています。


アブチロン属  Abutilon
熱帯〜温帯にかけて100種以上が知られている。チロリアンランプアブチロンなど園芸用に販売されており、東京以西なら戸外でも冬越しができる種類がある。


タチアオイ属 Alcea
50種が地中海沿岸地方から中央アジアにかけて分布している。ホリホックの名前で園芸店では販売されている。


ビロードアオイ属  Althaea
12種知られており、ヨーロッパ、シベリア、オーストラリア南部に自生が見られる。日本ではマーシュマロウが有名。


アリオギネ属  Alyogyne
4種がオーストラリアに自生が見られる。ブルーハイビスカスが鉢物で販売されている。


アニソドンティア属    Anisodontea
南アフリカに約20種ほどが知られている。木質化した茎を持つ多年草が多い。語源はギリシャ語のふぞろい「anisos」からきているが詳細は、はっきりしていない。鉢や苗物でサンレモクイーンが出回っています。


ボンバックス属  Bombax
20種が旧世界の熱帯域に多く自生している。ボンバックスの名前で観葉植物として時折販売される。


ケイバ属  Ceiba
11種が知られほとんどが熱帯アメリカに分布しており、1種がアフリカに自生しているようだ。トックリキワタが植物園などで見ることができる。


コリシア属  Chorisia
現在はCeiba属へまとめられている。


コラ属  Cola
100種が知られており熱帯アフリカに広く分布する。この属で有名なのは名称の通りコラで強壮薬などに使われる。

カラスノマゴ属  Corchoropsis
1種のみの属で日本やアジア東部に自生するカラスノゴマが知られる。

ドンベヤ属  Dombeya
250種が知られており、アフリカ〜マダガスカルなどに分布する。私は日本ではドンベヤ・ワリチィしか見たことがありません。何かしら育てている人はいそうですが・・・。

ゴエテア属  Goethea
現在はパヴォニア属にまとめられています。


ヒビスカデルヒュス属  Hibiscadelphus
7種が知られハワイ諸島のみの固有種。
ヒビスカデルヒュス


ヒビスクス(フヨウ)属  Hibiscus
熱帯から温帯にかけて300種が知られており、熱帯地方を彩るハイビスカス、海辺ではハマボウ、庭木ではムクゲやスイフヨウなどがあり、庭先や旅行先でも我々の目を楽しませてくれている。また、紙の原料としてケナフもこの属だ。現在アオイ属、パボニア属などいくつかの属がまとめられ種数が675種となっています。


サキシマスオウノキ属  Heritiera
35種が知られており熱帯アフリカ〜インドシナ、オーストラリア、ニューカレドニアなどの広範囲に分布する。サキシマスオウが有名で根元が板根状になります。


ケラウドレニア属  Keraudrenia
オーストラリア、特に西オーストラリアに広く分布する低木。現在はSeringia属にまとめられている。

フウセンアカメガシワ属  Kleinhovia
フウセンアカメガシワ1種のみの属。熱帯アジア圏〜オーストラリアに分布する。

リシオセパルム属  Lysiosepalum
5種が知られオーストラリア西南部に分布する。
リシオセパルム


ゼニアオイ属   Malva
南ヨーロッパやアフリカ北部やアジア圏に約30種が自生している。一年草〜多年草でハーブとして使われる種類もある。属名の由来はギリシャ語のやわらかく(malache)からきており、この植物の粘液が緩和剤としての効能があることによる。


マルバストラム属  Malvastrum
14種が熱帯〜温帯にかけて自生が見られる。最近は鉢物でアプリコット色の花を咲かせるマルバストラムが販売されている。


ヒメフヨウ(マルバヴィスクス)属  Malvaviscus
熱帯アメリカに3種が自生している。植物園などではウナズキヒメフヨウが植えられているのを見かける。


バルサ属  Ochroma
バルサ1種のみの属。南アメリカに分布する。バルサ材は重宝されているため栽培地も多いようだ。

パキラ属  Pachira
20種が熱帯アメリカに自生する。パキラが観葉植物として利用されている。


パボニア属  Pavonia
150種ほど知られており、熱帯〜温帯にかけて分布する。観賞用でパボニアが育てられる。しかし、数種類のみで今のところほかには見たことが無い。現在はフヨウ属にまとめられています。ゴエテア属が現在パヴォニア属へまとめられています。


ゴジカ属  Pentapetes
ゴジカ1種の属です。以前はアオギリ科でしたが現在はアオイ科にまとめられています。


プセウドボンバックス属  Pseudobombax
20種が知られており熱帯アメリカに分布する。植物園などで目にするのはプ・エリプティクムが多いようだ。

プテロスペルムム属  Pterospermum
アオギリ科からこちらへまとめられました。約25種が知られており熱帯アジアに分布する。日本ではまだ見たことがないが台湾にはプ・ニヴェウムが自生している。

セリンギア属  Seringia
西オーストラリアに約20種が分布している低木。
セリンゲア

シダ属  Sida
200種近くが知られており、オーストラリア、アメリカなどに多く自生する。草本や木本性のものがある。熱帯地方では数種類が広がっているようですが、園芸的には見たことがありませんが、花が綺麗なものもあるのでもしかしたらこれから出回るかもしれませんね。シダ


テスペシア属  Thespesia
熱帯アジアやインド、マダガスカルなどに17種が自生している。日本には沖縄などにサキシマハマボウがある。


ウレナ(ボンテンカ)属  Urena
6種が熱帯〜温帯域に自生が見られる。オオバボンテンカ


TOPへ    科の検索へ